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【育児の話】赤ちゃんはみんな寝る?究極の睡眠不足と闘った日々の回顧録

赤ちゃん

現在息子は1歳6ヶ月となり、睡眠不足の闘いとも無縁になりました。

この回顧録は、新生児期から生後9ヶ月ごろまでの長い長い睡眠不足との闘いを記したものです。(本当に本当に辛かった・・・!)

 

赤ちゃんは寝る。そう思っていた妊娠期

よく見る赤ちゃんの映像や、Instagramで目にする赤ちゃんは、ベビーベッドやクーハンの中で気持ち良さそうにスヤスヤ・・・

自分の子供だってそうに違いないと思っていました。というか妊娠中、「赤ちゃんは本当に寝ないよ!!!」なんて誰も教えてくれなかった(涙)

いざ産んでからのGoogleの検索履歴は、「赤ちゃん 寝ない」「赤ちゃん いつ寝る」「赤ちゃん 寝かせる方法」などなど・・・息子はとにかく寝ない赤ちゃんだったのです!

母子同室はしんどすぎる!出産・入院期

母子同室だった私の産院では、産んだその日から夜間は赤ちゃんと同室でした。

赤ちゃんの泣き声は、言葉を話すことができない分、その泣き声で気づいてもらえるように、大人(特に母親)にとって不快に聞こえる周波数なんだそう。(すごいね)

そんな泣き声も、出産したての私にとっては、本当にしんどかった・・・。

夜中も何度も何度も泣く我が子に、「お腹が空いたの?オムツ?大丈夫?」と神経が全集中してしまい、深く眠ることも出来ず、真夜中に何度も授乳室と病室を行ったり来たりしていました。

病院で会ったお母さんたちはみんな疲れた顔していたなあ・・・

疲れ切った私をみて、看護士さんが「今夜は特別に1日預かってあげるから、お母さんは病室で寝てください。」と言ってくれた時、少し泣きました。 (今思うとこの時点で少し産後うつなのかしら?)

とにかく赤ちゃんて寝ないんだなあと実感した入院生活でした。

今思い出すだけでも泣ける、新生児期

実家にて里帰り出産をした私ですが、父も母も働いていたため、実質一人で色々とこなさなくてはなりませんでした。(夫も育休を取れず・・・)

とにかく寝ない息子は昼夜お構いなしに30分〜45分おきに目を覚まし泣いていました。

夜もまともに眠れないので、昼間に一緒に寝ようと思ってもすぐに目を覚まして泣く息子にビクビクして結局寝られないことも多々・・・

その頃の私は検索魔と化し、「新生児期 授乳間隔」「新生児期 睡眠時間」などなど、ミルクを飲ませれば寝るのか?普通はもっと寝てるのに!となんだか躍起になって血眼で検索画面を眺めていました。(普通ってなんだよって感じですね)

息子を抱っこして家の中をぐるぐる歩き回る、げんこつ山のたぬきさんの歌を歌いながら泣いたりもしてたなあ・・・

16時に帰ってくる母親をまだかまだかと待って、毎日窓から家の門を眺めていました。

今思うと、睡眠不足やホルモンバランスでおかしくなっていたのかもしれません。

息子は寝ぐずりがひどく、夜眠る前は大泣き、抱っこで寝かしつけてもベッドに下ろすと大泣き・・・と、新生児期はとにかく泣いている記憶が大半です。

そんなこんなで新生児期も終わりを迎え、とうとう自宅に帰る日がやって来ました。

寝不足で精神分裂しそうな2〜4ヶ月

新生児期も終え、少し大きくなった息子と共に、自宅に帰りました。

相変わらず解消されない睡眠不足を抱えながらの育児や家事は本当に大変でした。

夫は料理以外の家事ならなんでもやりますし、料理も適当なものでも「美味しい!ありがとう!」と食べてくれる本当にできた人間です。

家事は適当に済ませることができても、やっぱり寝ない息子を抱えて、知らない土地で、頼ることができる人が誰もいない育児は不安でいっぱいでした。

寝不足で毎日まぶたが重くて、インスタで同時期頃に生まれた赤ちゃんのアカウントをみては、「この子は2時間もお昼寝してるのに・・・」と比べて落ち込むこともありました。

この頃の息子のスケジュールは、18時お風呂→19時就寝でした。

抱っこして永遠に寝室を歩き回り、眠ったらベッドに下ろすというのがこの頃の寝かしつけ方法です。

いわゆる「背中スイッチ」も息子はバッチリ装備していて、ベッドに下ろすと泣く→抱っこ→寝る→下ろす→泣くのエンドレスでした。

寝かしつけに1時間とか普通にかかっていたなあ。

やっと下ろせても1〜2時間で泣き、授乳してまた寝て、またも1〜2時間で起きるというのがお決まりでした。

深夜も上記の通りなので、仕事のある夫は生後3ヶ月頃からリビングのソファで眠るようになりました。

この頃、夜がくるのが本当に怖かったです。

真夜中に、泣く息子を抱えて暗い寝室をぐるぐる歩き回っていると、一人で育児をしている感じがすごくあって、負の感情で心の中がいっぱいになってしまいました。

耐えきれず、夜中の3時にベランダで大泣きしたこともありました。(周りに人がいない田舎でよかった・・・)

私が精神的にキツくなってきたことを理解してくれた夫は、交代で夜中も見てくれるようになりました。

(てか今思えば、明日も仕事だからって、こっちも明日も育児あるっつーの!)

でもこのおかげか、1歳半になった今、ママじゃなきゃ寝られない!なんてことは一切ありません!

ちなみに夜の寝かしつけにはこのイヤホンを使ってラジオを聴きながら抱っこしていました。(ノイキャンではないですが)

 

ネントレを始めた5〜8ヶ月

生後5ヶ月頃、このままじゃいけない!と思い、何冊か赤ちゃんの睡眠についての本を読み漁りました。

ジーナ式」と呼ばれる睡眠改善方法があるのは有名ですが、スケジュール管理がガチガチなのが我が家には合っていなさそうだったので、(もちろん読みました)

「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」(清水悦子著)を参考にしました。

この本は日本の生活スタイルに合わせたスケジュール本なので、わかりやすかったです。

本を読んで思ったことは、「寝かしつけスタイルを変えなければならない」ということでした。

この頃、息子のいつもの寝かしつけスタイルは「眠りにつくまで抱っこ」でした。

上記の本曰く、

無意識にママが始めた寝かしつけの方法を、赤ちゃんは生まれてからすぐ、安心して眠るための条件として覚えていきます。

その結果、赤ちゃんは自分が安心して眠ることができるように、「いつも同じように寝かせてくれること」を強く望むようになっていくのです。 

だそうです!

これを学んでからは、朝寝も昼寝も夜も「お腹をトントン」にスタイルを変えることにしました。

とは言えそんなにうまくはいかない

今まで抱っこしてもらっていたのに、いきなりベッドに下ろされても寝ることができないのは当たり前なようで、とにかく大泣きしました。

そこで取り入れたのが、5〜10分おきに部屋を見にいき、お腹をトントンとして、また出ていくという「Cry it out」方法です。

これには親の相当な決意が必要でした。まず泣かせっぱなしに出来る環境がないと難しいかも知れません。

これを取り入れてから、抱っこでなくとも寝られる日も出てきました。

赤ちゃん睡眠スケジュール

(※ある日の朝寝の記録 全然寝なかった〜)

 

それでも夜間授乳が減ることはなかった。

寝入りは3時間ほどは連続で眠れるようになりましたが、起きると授乳をしないと寝てくれない。その後は1〜2時間おきに起きて、おっぱいを欲しがる始末・・・

ミルク拒否でミルクは全く飲んでくれず、授乳となるとやはり私しか出来る人間がいないため、夫はいつも申し訳なさそうにしていました。

1時間ほどで起きてしまうことが続いて、私も夫も結構辛くなってきた生後9ヶ月手前に、夜間断乳することを決めました。

 

パパの出番!夜間断乳をした生後9ヶ月

我が家が夜間断乳を決めた決定打としては、

  • 離乳食を3食しっかり食べられている
  • 成長曲線内に収まっている
  • 4月から保育園に入園する(生後10ヶ月で入園)

の3点がありました。

4月から私が仕事復帰するため、このまま夜泣きが続いては親子ともに辛いと考え、夜間断乳をすることに決めました。

離乳食はうれしいくらい食べてくれていたので、もう授乳での栄養はいらないかなと思ったのも大きいです。(昼間も飲んでいませんでした)

パパが本当に頑張った!夜間断乳の5日間

夜泣きをしてもお腹トントンか抱っこ、お茶でごまかし、授乳はしないというルールで5日間試しました。

(確か3連休+平日2日だったかな?)

今まで私が頑張った分、私はリビングのソファで寝てよし!ということになりました。

(ソファでテレビを見ながら寝落ちするのが、大好きなんです!)

 

この頃の息子のスケジュールは、19時お風呂→20時就寝です。

だいたい22時〜23時に一度泣き、授乳タイムとなっていましたが、泣いた際には夫が寝室へ行き、抱っこやトントンでなだめていました。

(私はそっとベビーモニターで見守りながら撮りためたドラマを見ていました!)

 

初日は、5回ほど起き泣いていたようです。

朝ヘトヘトの夫と交代し、私が息子と遊んだりご飯をたべさせて、夫はお昼前まで寝るという感じのチームワークでした。

2日目、3日目と日が経つに連れて、息子の起きる頻度も減って行き、5日目には起きたとしても少しお腹をトントンすればまた眠るようになったのです!

 

6日目以降は私も寝室で一緒に眠るようになり、夜泣きもすっかりなくなりました。

 

ついに睡眠不足の解消。睡眠不足は本当に危険!

こうして、我が家の9ヶ月におよぶ睡眠不足と闘いは幕を閉じました。

特に睡眠不足MAXだった新生児期〜6ヶ月頃までは、常にイライラしていたし、夫にも子供にも笑顔で接することができていなかったような気がします。慢性的な消えない隈にも本当にギョッとしたなあ。

産後は、周りに頼れる人がいる人はしっかり頼るべき、SNSを見て比べたり検索ばっかりしないということを心に留めておこうと思います。

ちなみに、今でも赤ちゃんを見ると、新生児期から断乳までの寝なかった日々がフラッシュバックされ、なんだか複雑な気持ちになります・・・

 

最後に!

一緒に夜泣きと闘ってくれたよきチームメイトである夫と、何より親のするあれやこれやに文句の言わず(・・・言えないか)頑張ってくれた息子に感謝です!

今は手をつなぐだけで寝てくれます、、本当によかった!!!!(涙)